RIRI&KUKKUのお楽しみ

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80 猫車
    「ねこぐるま」とは工事現場で土砂などを運ぶ一輪車をいうのですが、我が家のは本当に猫が乗る車です。たまたま都合のよい大きさの木箱が手に入ったので、「猫ブーブー」の頃からの計画を実行に移しました。自由に方向が回転するキャスターと固定されているものを底に取り付けて、前に取っ手を付けます。ノコギリで木を切ったりネジくぎでキャスターを固定したりの作業中、クックがずっと見守っています。何の手助けにもなりませんが、さすが男の子は機械が好きだなとは思いました。ひもを付けて引張ると、最初は2匹ともおとなしく乗ってくれました。でも、その後は私が車を取り出すと2匹とも逃げて行ってしまいます。それでも、追いかけて無理やり乗せて喜んでいる、とんだおせっかいな猫バカ状態です。
79 マウスのおもちゃ
   猫たちへのお土産にマウスの工作キット(約1000円)を買ってきました。組立て始めると、いつものように2匹がかわるがわる匂いをかぎにやって来ます。昔プラモデルを作った要領で約1時間の作業の後、電池を入れて完成です。早速猫たちの前で動かすと、しばらく遊んでいましたが長続きしません。実は、このマウスはリモコンではなくて、壁にぶつかると向きを変えるだけの単純な動きしかできません。あまり期待はしていなかったので、動かすたびに少しは遊んでくれるのは、猫の心遣いというべきかも知れません。小さくて小回りが利くリモコンのオモチャがあれば猫が喜ぶはずだと思っています。
78 コタツ遊び パート2
   桜もちらほらと咲き出したこの頃ですが、我が家ではまだコタツの生活です。コタツは猫たちの遊びの道具でもあります。獲物が隠れるのは「コタツ遊び」で紹介しましたが、クックは逆に自分が隠れて獲物を待伏せします。猫じゃらしや棒の先に付いた獲物を外で動かすと、布団の隙間からいきなり手を出して捕まえます。中の様子が分らないので、獲物を動かすタイミングが難しく、あまり乗ってこない場合もあります。猫部屋ではリリとも遊ばなくてはいけないので、クックが隠れているのを忘れてしまいます。こんなときに、無警戒なリリが近づいたときには、「ガバッ」と会心の一撃です。何時間も待って大物を釣り上げた釣り人と同じ気分なのかも知れません。
77 リリの怖いもの
    リリには、怖いものがいっぱいあります。例えばコタツです。リリにとってはコタツの中に何かが潜んでいて、いつ飛び出してくるか分からないのです。これは、クックや私たちが面白がって脅かしたことが原因かもしれません。私たちが少し大きなものを持って歩くと、今にも襲われそうに身構えたり逃げていきます。いつもの時間に私が帰ってきても、すぐに逃げていける半身の体制で出迎えます。誰かがピンポンを鳴らしたりしたときには、「猫捕り」がやって来るかのごとく一目散に押入れにダッシュです。こんな臆病なリリですが、他で紹介してるように怖がって逃げることが遊びになっていたり、何もないコタツに猫パンチで先制攻撃をします。リリは、怖いものが好きでもあるのです。
76 クックの冒険
   久しぶりに外のミケちゃんを発見して、飼い猫だったことにひと安心でした。一方、うちのクックもお出かけ猫になりかけです。夜の散歩が次第にエスカレートして、ついにマンションの階段を降り始めました。でも、ここまでにはいろいろありました。お隣の狸の置物にギョッとして思わず後ずさりしたり、階段を上ってくる音がしてあわてて逃げ帰ったりしました。階段までくるといろんな嗅いがするらしく、なかなか一歩がでません。しびれをきらして私が抱きかかえて降りると、急に怖くなったのか逃げ出して階を間違えたりしました。やっと自力で階段を降りかけたところで、新聞配達のバイクの音が聞こえたので今日はこれまでです。家に帰ってくると、帰りが遅いので心配したリリがお出迎えです。
75 冬の獲物
  クックの夜のお散歩でのことです。植木鉢の陰で長い間ごそごそしていると思ったら、急に家の中に駆け込みました。何事が起こったかと見ると、「ウー」と唸りながら蛾をくわえています。かなり大きな腹太の蛾なので、これを噛んだら気持ち悪いことになると心配して見ていました。そこは慣れたもので、廊下で蛾を放して遊び始めました。飛び立つところを猫パンチで叩き落としたり、追いかけ回して隅っこに行ってしまうと広いところまでくわえて来て放します。その内に、リリも起きてきて遠くで眺めています。毎日散歩をしていると、こんな季節でも獲物が見つかるのですね。りせさんがカメムシや蛾が大嫌いなので、この後どうなったかは言えません。
74 水遊び
   穏やかな冬の昼下がり、猫たちはベランダで日向ぼっこです。ジョウロに入っていた水を排水溝に流すと、クックがやって来てちょっかいをかけます。流れる水の先端や浮かんで動く木の葉が気になるようです。手が水に触れると、さすがに気持ち悪るそうです。水はどんどん溝を流れて行き、クックは先回りして待ち伏せします。水が流れていってしまうと、今度はジョウロの中を調べます。猫には水が何かの生き物のように見えるのでしょうか。この水遊びも先代のリックからのものです。ワケありでよその家からやって来たリックは,気位が高く気難しい猫でしたが、こんなお茶目なところもありました。
73 クックの悪だくみ
 
毎日ビデオ見ています
 クックが鳴かない猫だと書いてありますが、声が出ないわけではありません。例えば、無理やりシャンプーをされるときは、捨てられた子猫のような情けない鳴き声を出します。また、よっぽどご機嫌なときにも「ニャッ」と短い声を出します。でも、普段は声ではなく、態度で自分の意思を伝えるのです。この間、疲れていたので猫たちにかまわずすぐ寝にいったところ、「ギャー」というりりの悲鳴が聞こえます。あわてて起きてクックを叱りに行ったら、いつもは逃げて行くのに「来た、来た!」とばかりに玄関に直行して扉にぴったりと引っ付くのです。つまり、私を起こして夜の散歩に行くためにりりを利用したのです。あまりの鮮やかな手口に、怒るのを忘れて言うことを聞いてしまいました。(お姉さんのりりは、こんなやんちゃなクックに寛容です。だだし、本気で怒るとすごい声で唸って、クックはシュンとしてしまいます。)
72 ネコが見るビデオ
   「猫とテレビ」で紹介した手前、買わない訳にはいきません。シリーズの第4巻「ねこが見るビデオ/トリだけ!」です。前3巻に対して、鳥だけが写っているものが欲しいという声が多かったそうです。早速2匹をテレビの前に座らせて試写会です。いろんな種類の鳥が登場し、場面も木の枝や幹、水辺や水面へと変わります。猫たちの反応はというと、リリはしばらくすると飽きてどこかに行ってしまいました。クックは画面に手を出していましたが、らちがあかないと思ったのか、テレビの上に乗って鳥を探しています。小さい子供がテレビの中に人間がいると思っているのと同じです。欲を言えば、もう少し鳥が猫の興味を引くような動きをして欲しいところです。でも、ビデオの最初に「事前にかたづけておくことをお勧めします。あなたの猫がおとなしくこのビデオを見ていたならば、次回からの25分間はあなたが自由に過ごせる時間です」と出てくるので、ビデオを見て暴れたり、逆に最後までおとなしく見ている猫が多いのかも知れません。
71 キャットダンサー
   「全米のニャンコに一番愛されているオモチャ」という宣伝文句に、思わず注文してしまいました。ピアノ線の先にネズミがついていて、キャットニップという猫が好むハーブが中に入っています。ワイヤーバードと違うところは、針金がやわらかいのでぶらぶらという動きをすることです。棒状の紙を束ねた持手にもキャットニップが浸してあって、曲がっている針金を上向きにすると面白い動きをします。うちの場合は、ネズミがクック、持手がリリの担当です。空中で動かすだけではすぐに飽きてしまいますので、床をはわせたり隠したりすることがコツです。残念なところは、肝心のねずみが大きなプラスチック製なので、猫がくわえることができないことです。それを差し引いても価格以上のことはあります。キャットニップの効果かも知れませんが、うちの猫たちは現在このオモチャに夢中です。
70 二匹でお散歩
   久しぶりに例の猫部屋で盛り上がって、その勢いで2匹で深夜の散歩に繰り出しました。今晩はリリがやけに積極的です。でも、玄関から出ると扉が開いているかを気にして、いつでも逃げ込める体制です。クックの方は毎日の日課になっているので慣れたものです。ところで、家猫でもホームテリトリーとハンティングテリトリーというものがあるそうです。ホームテリトリーとは他の猫の進入を寄せ付けない陣地のようなものです。ハンティングテリトリーとは、狩をする縄張りです。他の猫とも共有しているので、いつもどのような猫が出入りしているかをチェックして歩くことが猫の習性だそうです。夜のお散歩はクックの大事なお仕事だったのです。
69 おはじき
   はじくものは何でもいいのですが、猫が飲み込んでしまいそうな小さなものは避けた方がいいと思います。肝心なことは、同じ形である程度の数が必要ということです。写真では碁石を使っています。遊び方は、猫の前を通るように同じように繰り返してはじくのです。最初は何のことか分からなかった猫でも、何回もおはじきが目の前を通り過ぎると、今度こそ捕まえようと手をだすようになります(本当は猫の方が気を使って、受け止めてくれるのかも知れません)。そのうちに、おはじきを自分ではじいて遊んだりします。大きくなってからうちに来た先代のリックは、あまりはしゃぐことはありませんでしたが、この遊びが大好きでした。
68 猫とテレビ
   久しぶりにクックがテレビに夢中になっているのを見ました。心地よい音楽とともに、南米の大地の上を飛んでいる鳥を空撮で追いかけている深夜の音楽番組でした。しばらくちょっかいをかけていたら場面が変わったので、テレビの上に乗ったり裏側に回ったりして鳥がどこに行ったのか必死に探していました。賢いとはいえませんが、さすが好奇心が旺盛なクックです。猫が見るためのビデオがあれば退屈しのぎにいいと思って探してみると、いろいろ発売されていました。やはり鳥が写っているものが人気があるそうです。
67 猫の捕食行動
 
リリがトンネルに入ります。
無事通り抜けれるでしょうか


キャットトンネル購入はは
リンクのページにて
 猫も肉食動物だそうです。ただし、肉食という意味は必ずしも他の哺乳類を食べるということではなく、草食と比較しておもに動物性たんぱく質(虫や魚も含む)を食べるということです。ともあれ、どんな動物でも動いて逃げたり防御するわけですから、それを上回る能力が必要です。猫の場合は、鋭い爪や牙、暗闇でもよく見える目、大きな敏感な耳、鋭い嗅覚、敏捷な運動能力、柔軟な体、足音が小さく、体臭が少ないなどです。これらは、典型的な捕食行動のうち待ち伏せ(もう一つは探索・捕獲)に適した能力という訳です。長い前置きでしたが、写真はクックの「捕食行動」、餌はお人よしで警戒心のないりりです。(いつもは、「りりちゃん、危ない!」とおしえてやります)
66 キャットトンネルとリリ
   このトンネルのもう一つのいいところは、胴体がスプリングでできているのでりりに潰される心配がないところです。そのかわり、トンネル遊びにご無沙汰だったりりも遊びます。猫たちのトンネル遊びは、それぞれに好きな小物をトンネルの中や外から追いかけたり、待ち伏せすることが基本です。りりの場合は、例のひもの先についたパンの留め金です。実を言えば、このトンネルの直径はそれほど大きくないので、うちの猫が入るとほとんど背が立たないのです。クックも、最初はいつもの調子で走りこんだら途中で詰まってしまいました。でも、2回ほど失敗した後は走り抜けることができるようになりました。一方りりは、トンネル内を走るのはおろか、歩いて通り抜けることさえできなくて、途中の穴から出て来てしまいます。という訳で、リリの場合は獲物を待ち伏せする遊びが中心です。
65 キャットトンネル
   このページの上で2匹が走っているトンネルは、楽天市場で購入した「ジャンボキャットトンネル2ホール・ヒョウ柄」です。見たままの名前ですが、なかなかの優れものです。まず、写真のように折りたためるので、片付けるときに場所をとりません。また、内張りがカシャカシャと音が出る素材なので、獲物が中を通る音をたよりに待ち伏せすることができます。途中についている二つの穴はいろいろなことに使えます。一方、少し具合が悪いところもあります。クックの場合は外を逃げる獲物をトンネル内を走って追いかけるので、内側に「とってつけたように」1個だけぶら下がっているボンボリは邪魔で取り外しました。また、折りたたんだトンネルを広げるときは注意が必要です。うっかりしたら巨大ビックリ箱になってしまい、クックでさえも逃げ出してしばらく出てきませんでした。ともかく、今はいろいろな遊びを試しているところです。
64 カメムシ
   クックが夜のお散歩でカメムシを見つけたので、紙にくるんで家の中に放してやりました。2,3回ちょっかいをかけていたら、その強烈な匂いに気がついたようで、手が出なくなってしまいました。クックの後ろで様子を眺めていたりりが乗り出して来ましたが、こちらは手を出すまでもなくその匂いに圧倒されてしまいました。その後は、呆然とする2匹の前でカメムシは悠々と動き回っていました。この虫の匂いが、こんな風に外敵から身を守る役目をしていることが初めてわかりました。05・12・2
63 マットのトンネル
   おばあちゃんが少しの間不在になり、例の猫部屋が復活して2匹は大喜びです。そこにあるマットを3角に立てると、普通のトンネル遊び以外に「かくれんぼ」のようなこともできます。マットに沿って獲物を動かすと、猫は音だけでその位置を判断して追いかけたり待ち伏せをします。ワイヤーバードが平気になったりりは、この遊びに夢中です。乱暴もののクックの場合は、突然マットに飛びかかったり、下から手を出したりして大暴れです。2匹そろってこの部屋の前で待ち構えていたり、りりが猫を代表して呼びにくるので、遊ばないわけにはいきません。
05・11・25
62 コタツ遊び
   すこし寒くなってきたので、コタツに入ったままでできる遊びを紹介します。猫じゃらしなど棒の先に何かついているものを、コタツの布団から覗かせたり隠したりします。猫が気がついて飛びかかってくるとき、猫じゃらしを布団の中に隠してしまいます。猫は手探りで捕まえようとしますので、適当につかまるか別の場所から逃がします。クックは、1m以上の距離をジャンプして飛び込んできます。もう一度遊ぶために遠くへ行くことが、クックはバツが悪いようです。そこで、猫じゃらしで大げさに襲い掛かってやるとようやく逃げ出して遠くでスタンバイします。リリの場合は、何もしなくても自分から逃げていくので手間がかかりません。05・11・13
61 秋の虫
   夏が終わり秋も真っ盛りになってもあまり虫の鳴き声が聞こえません。そんな中でもりせさんが外で捕まえてきたバッタを家の中に放すと、例のごとくクックが追いかけまわします。セミと違って少し勝手が違うのか口でくわえることはしません。手でチョッカイをかけて逃げるのを追いかけるという具合です。先日のセミ捕りですっかり自信をつけたりりも加わって2匹でおもちゃにし始めたので、このままでは悲惨なことになると思い逃がしてやりました。うちの家にやって来る虫はとんだ災難です。05・11・3
60 クックのお散歩
   外にいる野良ちゃんたちのことを知らないうちの猫たちですが、クックの最近の関心事はお散歩です。といっても、ひもをつけて玄関から1mくらいの範囲でうろちょろするだけです。ひもをつける理由は、野良猫になっても十分やっていけるクックがどこかに行ってしまいそうなのです。玄関先には夜の間にやってきた小さい虫がいたり、物音や匂いなどの外の気配が刺激になるようです。しきりに玄関まで誘い出してぴったりと扉に引っ付くので、誰が見ても「外に行きたい」と分かります。また、ひもを取り出すと自分から首を輪のなかにつっこんできます。このところクックに負けじと遊びで張り合っているりりも、ほふく前進で後ろからついてきます。いつの日か、猫たちを外に散歩に連れて行くことになるかも知れません。05・10・24
59 2度目のお留守番
   前回の3泊4日の旅から帰ったときはいろいろありました。今回はもっと長期のお留守番ということで帰ったときの様子をある程度予想していましたが、全くはずれました。クックは、まるで犬のように嬉しそうにスリ寄ってきました。猫がこんなに素直に喜びを表現するなんてびっくりです。おかげで写真を撮るひまがありませんでした。ところが、今度はリリが逃げ出してなかなか出てきません。それほど怒っている様子ではなく、クックに先をこされてすねているようです。そこで前回のようにパンの留め金がついたひもを投げること10分、ようやく機嫌を直してくれました。「猫の不機嫌も10分まで」というところです。
05・10・5
58 猫の機嫌
   8月20日の猫日記にも書いてあるように、3泊4日の旅行から帰ってくると、猫たちは押入れに隠れてしまいました。顔は見えるのですがいくら呼んでも出てきません。そこで、好きな遊び道具でおびき寄せることにしました。クックはひもの先についたねずみで、リリはそのひもの他方の結び目だけです。リリは直ぐに出てきましたが、クックが全く反応しません。猫は3年の恩を3日で忘れるというので、リリほど賢くない(と勝手に思っている)クックは本当に私たちのことを忘れてしまったのでしょうか。約10分間、数十回ねずみを投げるのを繰り返すと、ようやく出てきて遊び始めました。まるで野生動物の餌付け状態です。その後は何事もなかったようにいつものクックに戻りました。結局、私達がもう帰って来ないとあきらめていたクックが、なかなか機嫌を直してくれなかったということでした。05・8・28
57 スキンシップ
   甘えん坊のリリは、そばを通ると「ニャーン」といって、自分でひっくり返ります。両足を広げたはしたない格好でお腹をなでて貰うのが好きなのです。ちょっと乱暴に体をゆすってもおとなしくしているので、しまいには両足をもって体を前後に引きずってやります。すると「ニャン、ニャン、ニャン」というのですが、これって赤ん坊をあやしたときに「キャ、キャ」といって喜ぶのと同じなのでしょう。この様子をいつも見ているクックもお腹を見せるようになりましたが、なでるとすぐに噛み付いたり猫キックがきます。こちらは、遊んでもらうための作戦に違いありません。
56 リリのセミ捕り
   ついにその時がやってきました。すでに午前2時を過ぎていましたが、部屋の中ではクックが自分で捕まえてきたセミを追い掛け回しています。いつものようにクックの様子を眺めていたリリのそばに、セミが逃げて来ました。その瞬間、何を思ったかりりが立ち上がってセミを捕まえようとしました。セミはすぐにそばの本棚に逃げ込み、りりはそれを追いかけて顔をつっこんだままごそごそしています。しばらくの間セミのけたたましい鳴き声が続いた後、りりがこちらを向くとなんとセミをくわえています。「リリちゃん、ヤッター!」と思わず叫びそうになりました。今まで、いろいろなおもちゃで獲物を捕る訓練?をしてきたかいがありました。ちなみに、りりも必死でくわえたのでしょう。いつものねぐらまで持っていったセミは、その後ほとんど動きませんでした
55 猫列車
   クックが大好きなトンネルは既に3代目になりましたが、リリは相変わらず面白がってつぶしてしまいます。つぶしたトンネルのダンボール紙に乗ったので、クックも呼ぶと直ぐにやってきました。そこで2匹を一緒に乗せてその場で前後に動かすと、ブランコのようでしばらく楽しめました。できれば、このまま部屋の中を移動したいのですが、クックと一緒ではリリが嫌がってなかなか実現しません。
54 初ゼミ
   いつの間にか梅雨もあけて、2匹の猫たちが家に来てから2度目の夏です。帰宅するときに玄関先にいたセミを捕まえて部屋の中に放すと、クックがやって来てあっという間にくわえてしまいました。夏ばてぎみかこのところ少し元気がなかったクックですが、1年ぶりのセミに大喜びです。どんな様子か見ていると、小物を追いかけるいつもの遊びとまったく同じです。逃げ出すのを待って、それを追いかけて捕まえるのが面白いようです。あまり元気がないセミだったので、手でちょっかいをかけたり放り投げたり、しまいにはくわえて自分で走り回ったりします。やはり、生き物に対しては真剣さが違います。いつの日か、こんなおもちゃができるのでしょうか。
53 またたび
   猫はマタタビが好きだと決まっているようですが、リリはそれほどでもありません。ところが、刺激が好きなクックは大変です。この間爪とぎが擦り切れてきたのでひっくり返したところ、箱の底に入っているマタタビの匂いが復活したのでしょう。爪をとぐのを忘れて箱から爪とぎを放り出して、写真のようなことになってしまいました。しまいには箱の底を舐め始めたので、結局爪とぎをとりあげることにしました。クック、マタタビに大狂乱のひと時でした。
52 見慣れないもの
   猫は見慣れないものがあると警戒して、眺めまわったりたり匂いをかいだりして初めて安心するようです。先日クックがいつも通る場所を気にしている様子なので見ると、扉の下からなにやら黒いものが覗いています。引っ張り出してみると、狭いところを洗う棒がついたタワシで、まるで巨大ゲジゲジのようです。いつもなら脅かしてやるところですが、あまりにグロテスクなのでしゃれにならないと思って、片付けることにしました。引きずって行くと、敵が逃げると思ってかクックが追いかけてくるのでちょっと反撃したところです。これだけのことですが、クックにしてみれば見知らぬ敵と命がけで戦っているつもりかも知れません。
51 逃げるのも遊び
   猫たちの遊びは、獲物を追いかけるパターンが多いことは今までに紹介したとおりです。クックはひたすら追いかけ役ですが、リリはちょっと変わっています。獲物を追いかけるのと逃げるのを交互に繰り返すのです。子猫のときに、一人前の猫になるためには攻撃と防御の両方が大事だと思って私が教え込んだのをいまだに覚えているようです。例えば、ひもの先についた小物ならば、追いかけた後に直ぐにリリに向かって投げ返します。すると、「キャー、怖い!」という感じで逃げていきます。こんな猫は他にはいないと思っていたら、「ねこのきもち」7月号に人間と追いかけっこをする猫の話が載っていました。
50 木製ガーデンフェンス
   これは玩具ではありませんが、ちょっといたずらしてみました。猫たちがベランダから落ちないようするために、百均で買った伸縮自在の柵です。ちょうど先端が口のようになっていて、伸ばしたときに噛み付くような感じになります。リリに仕掛けると、恐怖の顔で必死になって逃げまわります。クックは勇敢にも自分より大きな柵に立ち向かいます。ちゃちなものなのですぐに壊れてしまいそうですが、それなりに作れば新しい玩具として売れるかもしれません。写真はおびえるリリです。
49 ワイヤーバードのその後
   毎日朝晩とワイヤーバードで遊んで1ヶ月、さすがのクックも飽きてきたようです。それでも毎朝起こしに来て猫部屋に誘い込むのですが、いつものようにワイヤーバードを動かしても不満そうです。そこで、さまざまなテクニックを使って遊んでもらうのに一苦労です。いまでは、ひもの先についたねずみと交互に遊んでいます。一方、毎日クックが遊ぶのを見ていたリリが、あんなに怖がっていたワイヤーバードと遊ぶようになりました。といっても、追いかけるのではなくて、襲い掛かるワイヤーバードにこわごわ猫パンチをするだけです。
48 クックの作戦
   ワイヤーバードに夢中なクックの作戦です。まず、朝起こしに来るときに、鳴き声を出さない代わりに思い切り顔を近づけて覗き込みます。相当な威圧感があります。手を出すと犬のように強い力でグイグイと顔を押し付けます。起きてからも作戦は続きます。トイレや洗面所に行くには例の猫部屋の前を通らなくてはいけないのですが、自由に歩かせてくれません。背中を丸めしっぽを立てて私が歩くのを邪魔しながら、ゆっくりと先導して行くのです。そして猫部屋の前まで来ると、さっと入り口をあけるように立って、入れといわんばかりです。これを無視して風呂に入ったりして相当時間がたっても、戻るとまだ部屋の前で待っています。猫部屋で遊んでからも大変です。ワイヤーバードを片付けようとしても放しません。まるで、好きな遊びを際限なくねだる人間の子供のようです。
47 ワイヤーバード
   「本物みたいな鳥の動きにねこちゃんの本能爆発!」とは、このおもちゃのキャッチフレーズです。1メートルくらいのピアノ線の先に布製の鳥がついていて、人が振り回すのです。これはイケます。ツバメのように床すれすれに飛ばすと、クックがすごい勢いで追いかけます。また、鷹のように、上から急降下で攻撃することもできます。捕まえたときにウーとうなって離そうとしないのは、クックが本気になっている証拠です。朝寝ていると、このおもちゃで遊ぼうと何度も起こしに来るほどです。ところが、リリがダメなんです。ある程度以上大きいものは怖がって遊ぼうとしません。もっと小さい鳥が欲しいところですが、こんな臆病な猫は他にはいないのかもしれません。
46 よその猫の遊び
   インターネットで検索したよその猫の遊びです。「丸猫本舗」の「玩具」ではいろいろな小物や猫にちょっとしたイタズラをする遊びを紹介しています。「にゃんこのべろ」の「遊び道具」には猫の遊び道具やその作り方が載っています。リリちゃんが耳かきの先についている毛のふわふわが好きなのですが、あまりにもしょぼくれているので紹介するのをためらっていました。梵天丸という名前をこのHPで初めて知りました。鳥の羽で作っているので猫が好むのだそうです。「ナイルエキゾチックアンド小動物病院」の中の「ペットと一緒」、「インフォメーション」、「テロリストの猫」では、猫と遊ぶときのしつけを教えてくれます。いずれも、室内飼いの猫はストレスがたまりやすいので、積極的に遊んでやることが大事だということで一安心?です。
45 クックもすねる
   猫2匹と同時に遊ぶことは難しくて、できたとしても偶然のようなものです。そこで、紐や猫じゃらしの両側にそれぞれが好きなものをつけて、できるだけ平等に遊ぶようにしています。それでも、一方と遊ぶと片方がすねるという繰り返しです。りりがすねるのは、「35 りりの反撃」に書いてある通りですが、すぐに気を取り直して戻って来ます。クックの場合は、リリの遊びを横取りしてしまうので多少厳しくすると、ほんとうに情けない顔をして、遠くへ行っていつまでも戻ってきません。これは、オスとメスの違いなのでしょうか? それとも、自分が一番偉いと思っているプライドを傷つけられたということでしょうか?
44 りりのデラックス小物
     ひもの先につけた小物を追いかけるのは猫たちの遊びの定番です。クックはねずみが大好きですが、りりは以前鼻先にぶつかって痛い思いをしたからか、大きいものは苦手です。
 とくに、金色のパンの留め金のように小さい光りものが好きなのは、さすが女の子ということでしょうか。これもこのところ少々マンネリ気味でしたが、留め金をいくつか鎖のようにつなげてみたら、りりちゃん大喜び。いつもよりハッスルして追いかけます。
43 抱っこも遊び
   リリは、りせさんに甘えて抱っこ寝んねが好きなようですが、クックも抱っこが嫌いではありません。でも、りりと違って赤ん坊をあやすような抱っこが好きで、「ごろごろ」と喉を鳴らして喜びます。抱いたまま歩いたり「高い高い」をすると、キョロキョロして何か面白いものはないかと探します。仰向けに抱くと、自分で体をのけぞらせて、そばにいるリリにちょっかいをかけます。クックにとって、抱っこは遊びの一つなのです。ちなみに、りりを抱いて立ち上がると、お尻を洗うために風呂場に連れて行かれると思い、必死になって逃げ出してしまいます。
42 おやつも遊び
   クックは、私たちが食事をしていると必ずやって来て、鼻をつけんばかりにお膳の上の食べ物の匂いをかぎます。これではゆっくり食事ができないので、いつしかおやつをやるようになってしまいました。だだし、遊びをかねて煮干やジャーキーを放り投げて取りに行かせます。行儀が悪いと言われるかも知れませんが、獲物を追いかけて食べてしまうという実践的な遊びという訳です。このままだとりりがすねるので、好きなジャーキーを投げてやります。りりの場合は、すぐ目の前に投げてやらないと食べません。ところで、りりやクックの目の前に餌が飛んできたときに、すぐには口をつけません。必ず数秒間じっと見つめてから、おもむろに食べにいくのです。これは何のためなのか、いまだに謎です。
41 クックはモグラ?
   「モグラたたき」では紙に穴をあけたものを用いると書きましたが、もっと手軽に穴をあけないでも楽しめます。大きな紙や毛布の下で猫じゃらしをそっと動かしたり、端から少し顔を覗かせてすぐに隠れたりします。かすかな盛上がりが動くのを見つけると猫は大興奮です。ところが、クックはこの逆パターンも好きなのです。自分が毛布をかぶって、上で動く猫じゃらしを捕まえるのです。クックの祖先はこのようにして獲物を取っていたのでしょうか? ちなみに、りりは怖がって決して毛布をかぶるなんてことはしません。
    

NO 2